何年か前、NHKBS で『世の中は嘘と不正でできている?』という番組
が放映されました。
「アメリカでは、商品の不正返品は年 1 兆円。」「大学では試験が近付く
と祖母の死亡率が中間試験で 10 倍、期末試験で 19 倍に増える。」祖母の
葬儀で試験延期を申請するためです。「33%の科学者が研究で小さな逸脱行
為に走る。」「捏造記事を繰り返したニューヨークタイムズ。」「ニュートン
はデータを改ざんし、コロンブスは航海日誌で嘘を書き、野口英世は学
歴・肩書きを詐称した。」
日本の大手新聞やテレビも事実を確認せず、歪んだ情報を垂れ流しにし
ています。特にイスラエル関連のニュースはそうです。ほとんどの報道機
関が歪んでいるので、歪んだ情報がもう常識になってしまっています。
今年、日本のキリスト教会でも、著名なA牧師が自分の犯した罪を公表
しました。その一つは神学博士という学歴詐称でした。
一つの不正をすると次々と不正に走ります。たとえば偽ブランド商品を
身につけていると、不正を行いやすくなります。しかし、本物を半日身に
つけていた学生の不正度は低くなったという実験結果があります。偽物で
ごまかしているという意識が、「同じことならどうせ」という気持ちを生
み出すようです。常に本物を身につけたほうがいいです。
学生たちを雇ってこんな実験がなされました。算数のテストを受けさ
せ、正答 1 問について 1 ドルを与えることにします。一つのグループは、
答案用紙を提出させ教師が採点しました。平均点は 3.5 でした。他のグル
ープは、学生自身に採点させ、点数を自己申告させました。すると平均点
は 9 点にまで跳ね上がったのです。さらに偽ブランドを身に付けさせた学
生の場合は 10 点を越えました。
一方で、こんな実験もなされました。学生たちに、「モーセの十戒」を
書き出す作業をさせてから、同じ算数のテストを受けさせ、自己採点で自
己申告をさせたのです。すると、全員が不正をしませんでした。「十戒」に
は、不正、嘘、ズルを阻止する力があるのです。(2024年12月29日週報)
