神の存在証明15

神による神の存在証明

1)歴史による「神の存在証明」(続き)

①イスラエルという小民族が、今日まで存続していること

聖書によれば、今から4千年ほど前、神はアブラハムとサラという夫婦を選び、彼らを先祖として「神の民」イスラエルを創始されました。すでに存在していた民族を選んで神の民とされたのではなく、アブラハムと契約を結んで「神の民」を一からつくられたのです。今日のイスラエル(ユダヤ)人はその子孫です。

その「神の民」が、激しい迫害と苦難の歴史を生き抜いて、今日まで存続してきました。それはまさに奇跡です。そして、この奇跡の歴史と、神の民ユダヤ人の現存こそが、神の存在証明でもあるのです。

イスラエルの創始については歴史と言えるのか、と思われるかもしれません。「人間視点」だけに立ち「人類が歴史をつくるのだ」と信じる人からすれば、そう見えるでしょう。しかし、今は「神の視点」からの歴史をお話ししているのです。「神が導いていく歴史」です。

さて、アブラハムの子孫イスラエルは、現イスラエルの地で小さなスタートを切りました。エジプトに400年間居留する間に一民族にまで成長しましたが、「神の民」でありながら、常に弱小民族でした。紀元前1000年ごろ、ダビデがエルサレムを都として統一イスラエル王国を完成し、息子のソロモン王の時代に繁栄の頂点に達しましたが、それでも四国ほどの土地しか領有していませんでした。イスラエルは一度も大文明国や大帝国になることはありませんでした。それどころか、古代はアッシリア、バビロン、ペルシア、アレクサンドロス、ローマなどの大帝国によって何度も国を滅ぼされ、征服され、主権と国土を奪われたのです。

紀元後70年、ローマ帝国軍によってエルサレムは完膚なきまで破壊されます。イスラエル(ユダヤ)人は祖国から追放され、あちこちの国々に離散していきました。諸外国で居留民となっているうちに、母国語であるヘブライ語を忘れ、居留先の国では差別、財産没収、強制改宗、虐殺、追放などの迫害を受け続けました。

19世紀に入ると、ロシアでポグロム(ユダヤ人大虐殺)が起こり、20世紀にはナチス・ドイツによる民族抹殺の危機にも直面しました。なのに、助けてくれる国がこの地上には一つもないという、絶望的な体験もしました。

ユダヤ人は1900年間にわたり、このような大患難を通りましたが、なお民族のアイデンティティを失わず、存続してきたのです。そんな民族は他にはありません。

古代、中東の地でイスラエルと同じような苦難を通った弱小民族は、今日、みな地球上から姿を消してしまいました。紀元前のイスラエル周辺には、アマレク、エドム(イドミヤ)、ペリシテ、アンモン、モアブ、カナン、エモリ、ギルガシ、ヘテ、ヒビ、ペリジ、エブスなどの小民族がひしめき合っていたのです。しかし、すべて歴史の中で絶滅、消滅し、あるいは他民族に吸収されていきました。

しかし、イスラエル(ユダヤ)人だけは残りました。この歴史の事実が、神がイスラエルを選んで契約を結び「神の民」として守っておられることを証ししています。逆に言えば、神はイスラエルの稀有な歴史を通して、ご自身の存在を示しておられるのです。

それだけではありません・・・

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