神による神の存在証明9
1)歴史による「神の存在証明」(続き)
⑥イスラエルの歴史には、4000年、一貫した神の理念がある
世界には長い歴史を誇る国々があります。大帝国を築いた民族も数々存在します。まずは、古代四大文明を築いたメソポタミア(現イラク)、エジプト、インド、中国。そして、古代、イスラエルを征服し支配したアッシリア、バビロニア、ペルシャ、ギリシア、ローマの大帝国。中世から近代にかけては、西アジアから北アフリカ、東欧、中央アジアまで大征服したアラビア人、次いでユーラシア大陸を大征服したモンゴル人、そして世界に植民地を広げたイギリスやフランスなどの欧米列強が登場しました。東アジアにおいては、4000年の歴史をもつ中国漢民族が、圧倒的な国力、文化力を誇ってきました。こうした大文明国、大民族、大帝国が世界史の表舞台をにぎわせてきたのです。
ただ、これらの民族や国々には、軍事的、政治的、文化的に諸国を征服し支配下に置くという野望はあっても、それ以上の崇高で永続的な民族的理念はありませんでした。それぞれの民族に独自の神話や物語はあっても、人類の救い主を生み出すというようなビジョンをもった民族は、一つもなかったのです。アラブ人でさえも、その発祥の古代から、世界をイスラム化するというビジョンを持っていたわけではありません。
しかし、神の民イスラエルだけは違いました。弱小民族にもかかわらず、その発祥の初めから、「世界の祝福の源になる」「救い主を世界に送り出す」という民族固有のビジョンを持っていたのです。イスラエルがこのビジョンを創り出したのではなく、このビジョンがイスラエルという民族を生み出し、育てたのです。そして、ユダヤ人はそのビジョンを代々継承し、実現させてきました。4000年、一貫して「世界を祝福する」という理念を保ち続けてきたのです。
この稀有な歴史的事実もまた、神の存在証明になっています。
以上、歴史による「神の存在証明」をみてきました。
次は、自然による証明です。

