ザカリアスというアメリカ人伝道者が著書の中で語っている話。
「家族でヨルダンからイスラエルに入国しようとしたときのことである。イスラエル・アラブの緊張状態が続いていて、税関にもヨルダンの兵士たちが銃を持って立ち並び、目を光らせていた。ピリピリした空気の中、2歳の娘がとことこと兵士の一人に近づき、彼の顔を見上げると、ものおじせずに言った。『ねえ、バブルガムちょうだい。』この言葉に、兵士たちの顔にうっすら笑みがこぼれ、張り詰めていた緊張が一変して和やかになった。子供は不思議な力をもっている。」
10年前(1993年)、オレゴン州ポートランドの日系教会でのことです。集会が終わると、見知らぬ白人女性が私に近づき、11歳になるという娘を紹介して、こんな話をしてくれました。
・・・夫の仕事で長らくドイツに住んでいたが、娘が通っていた幼稚園にタローという同い年の男の子がいて仲良くなった。娘は英語とドイツ語、タローは日本語とドイツ語。二人はドイツ語で会話していた。ある時タローが、「イエス様を信じた人は天国へ行くんだよ」と娘に話してくれた。それをきっかけに家族で教会に通うようになり、クリスチャンになってアメリカに戻った。
「我が家は異国で別の異国から来たタローに伝道されたのよ。日本人牧師のあなたにぜひ知って欲しくて」と、彼女は嬉しそうに笑いました。
クリスチャン学者のチェスタートンは、「哲学者からよりも、子供を観察することで、人生について多くのことを学んだ」と記しています。

