目を上げよ

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る」(詩篇121:1、2都上りの歌)。

米ニュー・ジャージーの山の麓から火事が発生し、登山客が下から迫る火に包囲されそうになった。そのとき、一人の男性が大声で叫んだ。「皆さん、あわてないでください。山頂に向かってください。」頂に立って周囲を見下ろすと、火が広がっているのが見えたが、中腹に谷川が流れているのが分かり、人々はその沢をつたって無事に下山することができた。状況判断がないまま、下山していたら犠牲者を出したことであろう(Daily Bread)。

人の目で見える範囲だけで判断して行動すると、思わぬ事態を招きます。何事でもまず主の前に静まって祈り、神の視点で事態を見つめるのです。そうすれば必ず「谷川」が見えてきます。「都上りの歌」の作者は、「山に向かって目を上げ」「天地を造られた主」の助けを求めると歌います。実は、不安や恐れ、勉学や仕事、人間関係、家庭・夫婦などで生じる問題は、すべて信仰の問題なのです。人間の解決手段を探す前に、落ち着いて主に祈り求めればいいのです。横を見まわしても、不安は募るばかりです。まず上を見ましょう。

むかし、礼拝後にディズニーランドに出かけたことがありました。私は駐車場でスーツからTシャツ・短パンに着替えて、入り口でチケットを買おうとしました。ところが財布がないのです。あわてて駐車場に戻り、車の中と下を探しましたが、見つかりません。ここは落ち着かなければと、もう一度丹念に探し直しました。が、やはりありません。そのとき思い浮かんだのが詩篇121篇でした。「山に向かって目を上げよう」。すると、目の前にありました。なんと財布は車(バン)の屋根に乗っかっていたのです。着替えたとき、そこに置き忘れたのでした。車の中や下を探していたのではいつまでも見つからないところでした。「やはり上を見上げなきゃ」と思ったしだいです。

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