池内了監修『30の発明からよむ世界史』 日経ビジネス文庫 (その1)

・「身の回りのものにはすべて歴史がある」

・人類の歴史に大きな影響を与えた発明を、年代順に並べていきます。まずは、紀元前の発明品。

①酒(BC6000) 

最初は栄養摂取が目的であったが、次第に嗜好品になる。殺菌消毒の役割も果たした。少量でも認知症を進めるとも。

②船舶(BC5500) 

「海の向こうには何があるか」の好奇心から始まる。世界を広げ、そして繋いだ。輸送、戦闘に利用されるようになった。

③車輪(BC4000)  

人類黎明期の三大発明は、火、言語、車輪。この三つが文明を生み出すきっかけになった。車輪は、メソポタミア発祥で、運搬に革命をもたらす。戦争にも戦車として用いられるようになる。ちなみに聖書で最初に登場するのは創世記 41:43で、エジプトの「ファラオの第二の車」にヨセフが乗る場面である。

④文字(BC3000)  

「これは俺の所有物」というサインが文字の始まりと考えられる。文字が造られたことで、シュメール文明には「契約」が登場した。成立したのが最も古いのは漢字であり、最も数の多いのも漢字で10万字をはるか越える。

⑤時計(BC3000) 

古代エジプトで、月や太陽の動きから月、年という時間を区分する暦法が誕生。さらに日時計が使われる。

⑥ガラス(BC2500) 

メソポタミアで製法が確立。AD3、4世紀のローマで窓ガラスが登場。

⑦鉄器(BC2500) 

ヒッタイト文明で鉄の精錬技術が確立。聖書ではヘテ(ヘト)人。武器、農業用具として戦争や農耕を左右する重大な役割を担う。

⑧硬貨 (BC600代)・紙幣(1023年) 

経済の発展に寄与し、物や人間の価値基準となる。人類の共同幻想。

⑨道路(BC312)  

本格的道路はローマ帝国が最初。道路を作らなかった文明は発展が阻害され、作り過ぎたローマ帝国は衰退した(道路の維持費用がかさみ財政難、外敵の侵入を許す)。

⑩紙(BC150ごろ) 

AD105年、蔡倫が発明。それ以前に作られていた紙が中国で発見。記録用から建材用として使われる。パピルスは繊維を絡ませていないので厳密には紙ではない。

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