池内了監修『30の発明からよむ世界史』 日経ビジネス文庫 (その2)

⑪カラトリ―(AD3C)

ナイフ、スプーン、フォークの順に発明された。ローマ帝国が発祥とされる。キリスト教では「神が給う食事では、神が与えてくださった指を使うのが正しい」とされ、切り分けるためのナイフを除き、道具を使うことはなかった。

⑫羅針盤(AD3Cごろ) 

中国で発明された方位磁石と羅針盤は、13世紀の大航海を可能にした。地球は大きな磁石であることが発見された。(1600)

⑬ゴム(6世紀ごろ) 

発明されたのは古いが、広く活用されるようになったのは、後代である。消しゴムからタイヤに使われる。戦争で研究が進み、19世紀後半には合成ゴムが開発。

⑭銃(1000年頃) 

中国唐の時代、火薬兵器が登場。中東から西欧に伝わり、銃、大砲の技術が発展。文明を滅ぼし、「戦争の大衆化」を促進。

⑮ロケット(10~12世紀) 

戦争の兵器として用いられた。宇宙へ飛び出す科学技術である。

⑯眼鏡(13世紀後半) 

イタリアで老眼の補正器具として登場。日本にはザビエルが持ち込んだ。眼鏡の鼻当ては日本人が考案した。

⑰海図(13世紀末) 

遠洋航海で唯一頼りになった道具である。地図自体はギリシア時代に発明された。

⑱活版印刷(1445) 

ドイツのヨハネス・グーテンベルグが金属活字の印刷術を発明。羅針盤、火薬と共に、ルネッサンス期の三大発明である。文芸復興、宗教革命の拡大に貢献した。中国では1041~48年、畢昇(ひっしょう)によって粘土活字の印刷が始まった。石板、木版印刷は13世紀の中国で始まる。現存する世界最古の印刷物とされるのは、法隆寺に保存される経文(770年?)。

⑲望遠鏡(1600前後)

オランダ周辺で誕生。戦時の洋上監視、天文観察に使用された。

⑳蒸気機関(1769)

英国ジェームズ・ワットによって発明された。産業革命を起こし、資本主義社会を生み出す原動力になった。

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