「その家に入るときには、平安を祈るあいさつをしなさい。その家がそれにふさわしい家なら、その平安はきっとその家に来るし、もし、ふさわしい家でないなら、その平安はあなたがたのところに返って来ます。」(マタイ10:12、13)
「お元気ですか」「いい一週間でしたか」「私に何かできることはありますか」など、その人、その時、その場に合わせて、あいさつや声かけをしていきましょう。きっとあなたのひとことのあいさつで救われる人が出てきます。毎日繰り返していれば、必ずその反応は出てきます。
私は、マンションに入居して以来、子供にも高校生にも、大人にもヤンキーぽいお母さんにも、進んであいさつをしてきました。最初はあまり返事がなく、石のように無表情な顔で無視する人もいて、不愉快な思いをしたこともありました。しかし、「会社や学校でいやなことがあって、きっと疲れてるんだなあ」と好意的に解釈して、心で祝福を祈るようにしました。そのせいかどうかは分かりませんが、次第にほとんどの人があいさつを返してくれるようになりました。以前、教会が入っていたビルの他のテナントさんたちにもそうしていましたが、その人たちも、笑顔で声をかけてくれるようになりました。
あいさつは、神の国の祝福を広げる第一歩です。
確かに、見知らぬ人にあいさつするのは難しいことだと思います。ときには危険でもあります。でも、安全な距離を取りながら、試してみればいいのです。
あるとき、自転車に乗ってやってきた30前後の女性から、すれ違いざま、「こんにちは」と声をかけられました。その笑顔に、私はオウム返しで「こんにちは」と応えました。でも、「誰だったっけかな」と、あの人、この人と記憶をたどりましたが、まったく思い当たりませんでした。それから五日後、今度は女子高生から「こんにちは」とあいさつされました。やはり知らぬ女の子で、自転車ですれ違いざまの一瞬でした。
私のような男性に声かけたなあ、と感心し、「私って、声をかけやすい顔をしているんだろうか」と、しばし幸せな気持ちになりました。でも、私はふつうにしていると強面(こわもて)です。
ところで、主は日々、私たちに声をかけておられます。不機嫌な顔をしていても、呼びかけてくださいます。そして、あなたからの快い返事を待っておられます。

