闇を払う偉大な光

クリスマスとは、イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。といっても12月25日が正確な誕生日なのではありません。別にイエス様がお生まれになった日が特定できなくてもいいのです。大切なのは、神の子イエスが私たちを暗闇から救い出すために人となってこの地上に来られたという事実です。そして、そのことを記念し、感謝し、喜び、お祝いすることです。太陽の光が北半球から最も遠ざかった、寒くて暗い冬の日に、救い主の誕生をお祝いするのはすてきなことだと思います。
聖書はキリストがこの世に来られたことをこう表現しています。
「闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る」(マタイ4:16)。
人生には4つの闇があります。それは孤独感、空虚感、罪責感、死の恐怖です。この闇の中に、争いや病気、悲しみがあり苦しみがあり、怒り、憎しみ、嫉妬、絶望があるのです。これが人間の現実です。しかし、この4つの闇に気づいている人はまだ幸いです。その人は光を求めるようになるからです。
一家団欒の夕べ、突然、停電になったと想像して見てください。一瞬にして電灯が消え、真っ暗になります。テレビがプツンと消えます。音楽もやみます。暖房が止まり、部屋の空気は冷えていきます。隣の人が見えなくなります。外を見ても、街の明かりや街灯は消えています。
私たちは光と声の中で暖かく暮らしていると思っていますが、それは錯覚です。実は、冷えきった真っ暗闇の中の孤独こそが、私たちの置かれている現実なのです。そして、この現実に気づくことが大切なのです。偽りの光が消えた中ではじめて、本物の光と出会うことができるからです。
キリストはまことの光です。孤独、空虚感、心の疚しさ、死への恐れという闇を追い払う「偉大な光」です。クリスマスとはこの光に出会う日です。一度、真夜中に電気を消して静まり、自分の心の現実を省みてください。もし心に闇があるなら、その部分にキリストをお迎えすることはクリスマスにふさわしいことです。キリストの光と温もりが包んでいきます。(2025年12月14日週報)

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