コルステロール値1000からの第一歩

アメリカの日系人教会に、R.久子さんという方がおられました。ある日、彼女は背中に激痛を覚え、病院に運ばれると、即入院、絶対安静、三歩歩いたら命の保証はないという診断でした。コルステロールが1000に達し、血液が泡立っていたのです。医師もなすすべなく、家に帰らされました。最後の時を家族と過ごすためです。家族は泣きましたが、彼女は永遠のいのちを得ている確信で平安に満ち、逆に家族を励ましました。 

しかし、彼女はそこから奇跡の教会復帰を遂げるのです。彼女のしたことは二つでした。一つは、病院で、彼女と同じ状態になった男性が玄米菜食で回復したというビデオを見、それを実行したことです。もう一つは、「三歩歩いたら命の保証はない」ということなら、「二歩まで歩こう」と決めたことでした。彼女の最初の一歩はやがて三歩に、三歩が百歩に、そして100mが1kmへと延びて行ったのです。コルステロール値も200にまで下がりました。 

そして、ついには、「イスラエル旅行に行きたい」と願うまでになりました。その願いは実現しました。私は彼女の救急箱を携帯して付き添いました。彼女がエルサレムの洞窟で「主にお出会いしたのです」と感動の涙を流しておられた姿を今も記憶にとどめています。 

信仰の最初の一歩が、やがて自分でも思いもしない大きな飛躍となります。しかし、その一歩を踏み出さないなら、いつまでも同じ所にとどまったままになります。

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