最近、家畜改良センターのヤギを、とても興味を持って見ています。
まず、自意識についてです。ヤギは通常、授乳のために、乳首を2つ持っています。子ヤギも2頭くらいずつ生まれますから、ちょうどいいですね。しかし、時々、乳首が3つとか、それ以上あるものが生まれます。地域的な種類によっては、4つが標準なものもあります。これがもし、人間であったら、大変なことになります。私は2つ、あらあたしは3つよ、という感じで、3つの人はコンプレックスを持ったりするかもしれません。そして、白人と黒人は2つですが、アジアの人は4つです、となったら騒ぎになりますよね。でも、2つのヤギも3つのヤギも、違いには気づかずに、ゆったり過ごしています。4つのヤギのことなど気にする余地もなく、ただ目の前の草を食んでいる。
また、ヤギは、通常は雄にあごひげがあります。しかし、雌も、出産後にホルモンバランスが崩れると、あごひげが生えてくるそうです。これも、もし人間だったら、焦って対処します。産後の顔脱毛がエステサロンの商機になるでしょう。でもヤギは、産後にひげが生えようが鏡を見ないし、問題を感じない。ただゆったりと過ごしています。
そうなると、人間は自意識によってだいぶ不自由な生き物です。他の人と違うと気になったり悩みになったりし、自分がどう見えるのかを整えるのに忙しい。でもそれは、イエスさまと同じ生き方ができているかかどうかを確認したり、主の目に自分がどう見えるかを考えたりするにはとても良いものです。 次に、従順ということについて。ヤギは人間の指示で、時々それまでとは違う囲いに移動させられます。それは、良い目的のためです。そちらのほうが、草が豊富だとか。移動するべきですよ、ということをヤギに伝えるために、人は棒を使って、背中をペンペン叩いて回ります。おそらくちょっと痛いはずです。そのペンペンは、意図どおりの囲いに入ったらもう終わりますが、いつまでも動かないヤギは、ちゃんと移動するまでずっと叩かれています。私たちも主から見るとこんな感じなんだろうなと思いました。従順であればすぐにペンペンは止んで、美味しい草にありつけます。でも、こだわって不従順でいると、ずっとペンペンされて、美味しい草を食べられない。
