ハニーノート創世記①序文

私たちは、教会設立当初の2003年から、「御言葉の学びと祈りに専念する」ことに努めてきました。ただ単に、週に一度、聖書研究や祈り会を開くだけではなく、毎日、聖書を創世記から順番にコツコツと学び続けています。一巡したら、また最初に戻ります。

その学びのために、私たちの教会の事情に合ったデボーションノートを作成し、教会員に配布して、毎日、自分で学んでもらうようにしました。そして、週に一度、各自が学んだことをグループで分かち合ってきました。

聖書を学ぼうという空気は次第に子供の世代にも広がり、ついには、小学低学年や幼稚科にまで及びました。年上の兄姉が集まって聖書の学びをしているようすを見た年下の弟妹達の中から、自分たちも同じようにしたいと言い出す子が出てきたのです。

あるユダヤ教正統派の子供たちは、4歳からトーラー(モーセ五書)を学び始めるそうです。私たちも4、5歳ぐらいから、親と一緒に学べるような聖書学習ノートを作ることにしました。それが「みことばぶんぶんハニーノート」(みこぶんハニーノート)です。

「みこぶんハニーノート」は、子供ができるだけ楽しく学び、毎日続けられることを願って作成しています。

質問で、教訓的・道徳的なことは問いません。また適用も求めないようにしてあります。ただ坦々と毎日、御言葉を学び続けることが主眼です。

大切なのは、その日の聖書箇所を朗読する(必ず声に出す)ことです。神の言葉とは、本来、目だけで黙読するものではなく、口で朗読し、耳でも聞くものです。まだ文字が読めない子は、親御さんの朗読について復唱すればいいでしょう。

無理に御言葉を覚えさせる必要はありません。別の機会に、「あっ、この話、読んだことがある」「この言葉、聞いたことがある」ということが起こればいい、と考えています。子供たちは、聖書の話と絵を結び付けて、自然に記憶にとどめるようになります。

聖書箇所によっては子供には難解なところもあります。それを無理に理解させる必要はありません。意味が分からなくてもかまいません。いつかわかる日が来ます。今は、とにかく聖書に触れさせることが肝要です。年を重ねていくうちに、また同じ個所を学ぶことになるでしょう。

聖書の学びにおいては、繰り返しが大切です(申命記6:7)。教訓的なことを一回言い含めるよりも、何度も復唱させる方が効果的です。

また、この学びの副産物として、語彙や漢字の読みの知識が増えることになるでしょう。毎日少しずつ学ぶので、聖書の隅々まで読む習慣も身に付くかと思います。

この「ハニーノート」の問題の作成と編集には、8人の教会員が関わりました。絵の作成には10数人が参加しました。毎日、絵の雰囲気、タッチが変わり、聖書箇所と絵が記憶に結びつきやすいかと思います。塗り絵をすれば、なおさらです。

東村山市・キリストの栄光教会「みことばぶんぶんハニーノート」編集部

2019年3月1日発行(2021年4月改訂版発行予定)

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